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更新日は 2026年10月02日 です。
| 2026年10月 | ||||||
★エリオ・サンドリ
●DOCG バローロ・ペルノ 2019
*DOCG Barolo Perno 2019 / Elio Sandri
*
2026年9月7日
容量:750ml
生産年:2019年
生産国:イタリア・ピエモンテ
生産者:エリオ・サンドリ
葡萄品種:ネッピオーロ
| 2026年10月 | ||||||
★ エリオ・サンドリ
ELIO SANDRI
★日本ではこれまで、
継続的な輸入が行われなかったため、
あまり認知されておりませんが。
偉大なる伝統的バローロ生産者の中でも、
「極めて伝統的で妥協のない造り手の一人」として、
ワイン愛好家の中でも絶大な人気を誇る造り手、
エリオ・サンドリ。
7haもの畑を持ちながら、リリースされるバローロは、
リゼルヴァや Cruを合わせても、
毎年僅か3600本程度。
手を加えることを嫌い、土地、ブドウ樹の環境、
バランスを重視した栽培方法。
そして伝統に基づき、流行に左右されることなく、
「時間」を費やしたワイン造り。
そのこだわりと信念は唯一無二、
尊敬に値する素晴らしい造り手です。
モンフォルテ ダルバ、ペルノ村の東側にある
Cascina Disa カッシーナ ディサと呼ばれるブドウ畑。
非常に長い歴史を持っており、
なんと15 世紀初めには、パヴィア地方の
ブレメ修道院の手によってブドウ栽培が行われ、
ワインが造られていたという記述が残っている畑。
現当主であるエリオ・サンドリは2代目にあたります。
父のジョバンニが、早くに病床に伏してしまったため、
1981年から16歳の時にワイナリーを引き継ぎ、
父と共に働いた経験を忠実に守り、
畑での徹底した作業と、
伝統的なバローロの醸造を続けてきました。
標高 300~350m、東~南東向きの斜面。
谷を挟んだ向かいはセッラルンガ・ダルバにあたり、
目の前はあのカッペラーノが所有する
オティン・フィオリン(Cru Gabutti)の
畑が見渡せます。
土壌はモンフォルテ特有の、緻密な泥灰土の層と
豊かな堆積物土壌だけでなく、
隣接するセッラルンガ・ダルバの剛健さや力強さ
(レキオ層)、北西に接する
カスティリオーネ・ファレットのエレガントさ、
柔らかさ(ディアーノ砂岩層)も見られる。
モンフォルテ・ダルバだけでない、
複数のクリュが持つ土壌個性が混ざり合っているのも、
カッシーナ ディサの魅力であり、
エリオが求めている「緻密さや複雑さ」を
生み出す土地たる所以です。
樹齢は若いものでも30年を越え、
カッシーナ ディサには樹齢65年という
ネッビオーロも現役で残ります。
ネッビオーロも古いクローンが数多く残っており、
ランピアとミケが昔の植樹方法で、
交互に植えられています。
栽培において特筆すべきは、
エリオが畑に立つようになってから
無農薬はもちろん、ただの一度も表土を
耕転したことがなく、
完全なる不耕起栽培はすでに45年を迎えます。
畑で行われるすべての作業は、
すべてエリオの一貫した栽培哲学の元に行われます。
話だけを聞くと、畑では特に仕事をする必要がない
そんな感覚を覚えます。
彼がジョーク交じりに話すのは、
「ブドウ畑を管理する最良の方法は、
ポケットに手を突っ込んだままにすることだ」。
ブドウ畑における最小限の介入、
樹1本ごとの状態やバランスを観察し続ける、
必要な時に最低限の対処をするという意味合い。
それは不耕起だけでなく、剪定や除葉、
誘引、すべてにおいて言える事。
収穫についても一貫した哲学を持ち、
完熟を待つのはもちろんですが、
単純に果実だけの完熟を求めるのではなく、
葉1枚1枚から栄養素が果実に結集し成熟。
果実だけでない果梗までの完熟。
それこそが、エリオのたどり着いた独自の境地なのです。
醸造は父の代より変わらない、
大型のセメントタンクでの醗酵。
除梗も完璧に行うわけではなく、
除梗機を工夫し、完熟した果梗をある程度残し、
熟成した梗由来のタンニンや芳香成分を抽出。
マセレーション(果皮浸漬)についてもより繊細で、
長期間の抽出を行えるよう工夫しています。
よりソフトで繊細な抽出と想像がつきますが、
それだけではない力強さや重厚さも必要としている、
必要な要素のみを削ぎ取るような、
他のどの造り手からも聞いたことがない、
非常に特徴的な手法を行っています。
そして、エリオ サンドリを語る上で
決して外せないのが、やはり「熟成」についてでしょう。
「時間を費やしてじっくりと、、」
彼の言葉はまさにそのまま。
ヴィンテージによって違いはあるものの、
大樽で約4~5年という長い時間をかけて熟成を行う。
醗酵から大樽での熟成において、
エリオはワインが酸化することを全く恐れていない。
むしろ、より空気と触れ合う事で
芳香成分が複雑化する、
つまり恩恵の方が大きいと考えています。
SO2の添加についても、
ボトル詰めの前にごく少量加えるのみ、
醸造過程では一切使用しません。
そしてさらに驚かされるのは、
大樽に移した時点でワインへの一切の介入を行わない。
ヴィンテージによって異なりますが、
4~5年という歳月でただの一度も
オリ引きを行わないと言い切ります。
「より長く、繊細で、バランスの取れたブドウ、
無理のない安定した醗酵、熟成を終えたワインであれば、
オリはより複雑さや芳香成分の恩恵を与えるだけで、
ネガティヴさを感じることはない」そう話すエリオ。
そして、極めつけともいえるビン内での熟成。
ボトル詰めの後12ヶ月の熟成期間を置くことで、
ボトル詰めでのショック、
酸欠による還元的な状況を脱し、
安定してからリリースを行うという、
こだわり抜いたバローロ。
エリオ・サンドリのワインから感じる、
より深遠で複雑。
彼の言葉通り、土壌、下草を感じ、
より多くの要素をイメージさせる香り。
骨組みと力強さを感じつつも、
噛みしめるごとに膨らむ多様な味わいと奥行き。
余韻に至るまでに、いったいどれほどの
情報量が含まれているのか、
驚かされる味わいを持ったバローロ。
そしてもちろん、モンフォルテの力強さを持つだけに、
これだけの時間を費やしても、
まだ完成を遂げているワケはなく、
さらなる熟成の期待や可能性を持っていることも事実。
リリースを迎えてからも、
さらなる時間を費やすに値するバローロであり、
畑からカンティーナまで一貫した、
奥行きや繊細さ、複雑さをもった至高のバローロ。
今回、ようやく取扱いの機会をもらえたことに、
個人的に非常に嬉しく思っております!
エリオ・サンドリが、
偉大なるバローロの造り手の一人として、
これから皆さんに認知していただける事を、
愉しみにしております。
エヴィーノさんの資料より
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