★ドメーヌ・ルージョ
●ブルゴーニュ・コート・ドール・ブラン・レ・グラン・グット・サン・スフル 2022
*Bourgogne Côte d'Or Blanc les Grandes Gouttes Sans Soufre 2022 / Domaine Rougeot
*2022年らしくふっくらとしたファーストタッチですが
そこはレ・グラン・グット、
カチッとしたミネルが心地良い緊張感をもたらして
なんとも言えないバランスがあります。
開けたての為、まだ固く各要素が主張しあってい
続きを読む
ますが
熟れた日本のりんごや花梨の果実感が
口一杯膨らみ圧倒的なミネラルと
旨みの乗った酸が優しく支配します。
2日目が楽しみ!
2025年6月17日
2日目は各要素がもう調和し始め、
綺麗なコントラストになって
心地良いリズム感を生んでいます。
少し蜜感も感じながら
ピーンと張った緊張感が
なんとも言えず素晴らしい。
美味しいミネラルがたまらない!
2025年6月18日試飲
*あくまでも個人的な見解ですが、
実力のあるブルゴーニュの生産者がルージョの様に
本気を出してサンスフルのワインを造ると
基礎力、、歴史観、経済的な要素を含め、
レベルの高いサンスフルのワインを造り出します。
もちろん何十年も買っているお客様向けの
既存のラインは造り続けなくてはなりませんので、
ある意味サンスフルヴァージョンは裏物となるのでしょう。
ただものを創る人間にとって変化は必要で必然です。
長い間ワインに関わっていると
自然派のワインが大好きな者としても
大人と子供の様な違いも感じてしまう今日この頃です。
ここ数年、環境の変化で確実に
気温が上がっている状態で、
特に自然派の若い生産者は資金面の問題もあり、
セラー環境はクーラー等で整えても醸造施設まで
温度管理が出来ていないせいか醗酵時の環境で
揮発のワインが多くなって
きてしまっている様に感じます。
(本来、原理主義的生産を考えるとクーラーの
サーモスタットの磁石の電磁波は
あり得ないかもしれません。
まあ正確には原発大国のフランスで
ロワールやローヌ川の自然派の生産者の畑の上には
原発がいくつもあるので全てが覆るんですけど。)
*品種:シャルドネ 100%
区画:ムルソー村域内、
Les Grandes Gouttesの区画
面積:同区画内の3箇所の計1.5ha
土壌:粘土質石灰土壌
平均樹齢:45~50年
収量:45~50hl/ha
密植度:10,000本/ha
栽培法:ビオロジック
醸造:手摘みで収穫後、破砕せず全房のまま
空圧式圧搾機で圧搾。
2日間掛け低温でデブルバージュし 、
樽へ移し自然酵母でアルコール醗酵と
マロラクティック醗酵。
熟成は 1~10年樽を使用し
バトナージュせずに18ヶ月間。
熟成後ステンレスタンクへ移し、
澱引き後2ヶ月間ワインを休ませた後に瓶詰め。
SO2 無添加。
インポーターはヴァンクロスさん 12本
容量:750ml
生産年:2022年
生産国:フランス・ブルゴーニュ
生産者:ドメーヌ・ルージョ
葡萄品種:シャルドネ
折りたたむ